●まさか、自分がリフォーム被害に遭うとは!
なぜ、私が住宅リフォーム安全隊を立ち上げようと思ったのか?
それは、私自身がリフォーム被害に遭った経験があるからです。
今から5年前、私はあまりにも消費者軽視の社長の考えについていけず、勤めていたリフォーム会社を退職し、自分で小さなリフォーム会社を立ち上げました。
社員5名の小さな会社でしたが、行政の住宅リフォーム助成制度を活用した仕事で、地域の方々からは喜ばれていました。
ところが、開業から半年後、思いもよらない事件が私を襲いました。なんと、社員に工事代金を持ち逃げされてしまったのです。
契約の際、お客様には「くれぐれも営業担当者に現金で支払うことのないようにお願いします」と念押ししておいたのですが、お客様は営業担当者に工事代金を渡してしまわれたのです。
あとで調べてみてわかったのですが、この営業担当者は騙しのテクニックを習得した元訪問販売業者の営業マンでした。
被害金額が大きかっただけに、私は愕然としましたが、消費者はこのような営業マンに簡単に騙されてしまうんだということを学びました。
この事件を機に、私はある決意をします。
それは、良質なリフォーム工事を提供するだけでなく、リフォーム被害について警鐘を鳴らす側になることでした。
そして、自分で警告チラシを作って配ったりしながらコツコツと啓蒙活動を開始したのですが、一人の活動には限界があります。
そこで、より多くの方々にお伝えするために「消費者グループにいざ会」を立ち上げ、ボランティア登録をして、相談窓口を設置したり、出前講座や講習会を開催したりしながら、リフォーム被害ゼロに向けた活動を行ってきました。
●富士見市で起こったリフォーム被害事件
そんな矢先のことでした。
富士見市で認知症の姉妹が不要なリフォーム工事で5千万円を請求されるという、許し難い事件が起こってしまったのです。
もっと早く啓蒙活動を始めていればと、心が痛みました。
同時に、なぜ簡単に騙されてしまうのか。
これ以上、被害者を出さないためには何をすればいいのかも真剣に考えました。
これまでの活動を通じてわかっていたことは、次の3点でした。
@信頼できる業者を知らない人が多い
Aリフォームに関する知識があまりない
B見積書や契約書の重要ポイントがよくわかっていない
そこで、もし私がこのような立場だったとしたら、どうやって信頼できる業者を探すだろうか。
逆にいうと、どんな機関があれば、安心して頼めるだろうか。
このような消費者の視点で考えに考え抜いた結果、今の住宅リフォーム安全隊の原型ができあがったのです。
●安全隊の活動が朝日新聞に取り上げられる
そして、この消費者優先の考え方に賛同してくださった仲間とともに、2006年の1月1日に安全隊を立ち上げました。
一級建築士をはじめ各分野の専門家の方々が、「安全隊の活動は社会貢献につながる」と参画してくださいました。
さらに、マスコミにも好意的に受け入れられ、2月3日には朝日新聞で紹介されました。
このときの「リフォーム被害 私たちが監視」という見出しは、安全隊の趣旨そのものです。
続いて、取り上げられたのが週刊住宅新聞。
「住宅リフォーム 健全な市場形成へ 官民で新たな動き」という見出しで、埼玉県が主導で行っている健全リフォーム市場の形成に向けた動きと並んで、安全隊の活動が紹介されました。
この記事を読んだときは、社会の期待の大きさに、本当に身の引き締まる思いがしたものです。
このような安全隊ですが、すでに新座市、朝霞市、所沢市の皆さまにご利用いただき、「安全隊があって本当に良かったです」「安心して任せることができました」といった感謝の声を頂戴しています。
今後も、私たちは「リフォーム被害ゼロ」を目指して、専門家の立場から消費者の皆さまに役立つ活動を行っていきたいと考えています。
リフォームのことでお困りのことがありましたら、どんな些細なことでも結構です。お気軽に私たちにご相談ください。
きっとお役に立てると思います。
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